プレス金型とマルチフォーミング金型の違いとは?
- t.saruhashi
- 10月6日
- 読了時間: 2分
金属の部品を作るときによく使われる「金型」。その中でも「プレス金型」と「マルチフォーミング金型」は、形づくりの方法が少し違います。
この記事では、2つの金型の特徴と使い分けについて、わかりやすくご紹介します。
🔩 プレス金型とは?
プレス金型は、板状の金属を上下から押して形をつくるための金型です。金属板を金型の間に入れ、強い力で押し当てて穴を開けたり、曲げたり、立体的な形にしたりします。
自動車や家電などの部品づくりに多く使われており、同じ形を大量に、精度よく作れるのが大きな特徴です。
⚙️ マルチフォーミング金型とは?
マルチフォーミング金型は、細い金属の線や薄い板を、いろいろな方向から曲げて形をつくる金型です。専用の機械に取り付けると、1台で連続して複雑な曲げ加工を自動で行うことができます。
バネや端子、小さな金具など、立体的で複雑な形をスピーディーに作るのに向いています。
🧭 どう違うの?
項目 | プレス金型 | マルチフォーミング金型 |
主な材料 | 板材 | 線材・薄板 |
加工の方向 | 上下から押す | 多方向から曲げる |
特徴 | 高精度で大量生産向き | 複雑形状・小物部品向き |
代表的な製品 | 自動車部品・ケース | 端子・バネ・小金具 |
💡 まとめ
プレス金型は「板を押して形をつくる」マルチフォーミング金型は「線や薄板を曲げて形をつくる」
どちらも金属加工には欠かせない技術ですが、作る製品の形や数量によって最適な方法が異なります。
ヤマト製作所では、両方の金型設計・製作に対応しており、お客様の製品にぴったりの加工方法をご提案しています。金型の設計・製作に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。
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